口腔癌(こうくうがん)は口の中(口腔)に出来る癌の総称です。日本での発生率はすべての悪性腫瘍の数%に過ぎませんが、噛みタバコの習慣のある地域での発生率は跳ね上がります。また、中高年に多く見られます。
口腔癌は出来る場所によって、舌癌(ぜつがん)・歯肉癌(しにくがん)・口腔底癌(こうくうていがん)・頬粘膜癌(きょうねんまくがん)・口唇癌(こうしんがん)・口蓋癌(こうがいがん)に分類されます。それぞれの役割も違えば細胞組織レベルでの構造も異なるため、このように細かく分類されています。
口腔癌の8割ほどが扁平上皮癌であり、この種類の癌は放射線感受性が高くないため、口腔癌 治療は他の癌と同様に外科手術が行われます。
リンパ節転移が見られない初期のものや、手術や抗がん剤の副作用に耐えられない場合などは放射線治療が単独で行われる場合もあります。
また、高齢者や体力がないなどの理由で手術が受けられない場合は、放射線治療と化学療法(抗がん剤)の併用による治療が行われる事があります。口腔癌には抗がん剤の単独使用では効果があまり出ない事も放射線治療と併用される理由になっています。
第四の治療方法として樹状細胞療法(DC療法)なども行われつつあります。
残念ながらこの療法は最先端医療であるため保険外診療です。そのため、治療費が高額となるケースが多くなりますが、医療費控除は受けられますので、ある程度の負担軽減になります。